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【子連れ旅行レポ】MSCベリッシマ 4泊5日の船内の利用費用(沖縄〜台湾(基隆)〜沖縄)

【子連れ旅行レポ】MSCベリッシマ 4泊5日の船内の利用費用(沖縄〜台湾(基隆)〜沖縄)

2025年11月に那覇〜石垣島〜台湾(基隆)〜宮古島〜那覇の4泊5日のMSCベリッシマのショートクルーズに参加しました。船内で発生した費用を実績踏まえて公開します

まとめ

船内でクルーズ代と別に支払ったのは、有料アクティビティ少なめ、ドリンク少なめ、寄港地ツアーなしで

今回の4泊5日のクルーズで、家族3人の総額は 384.45 USD(当時レートで約6万円)でした。

船内でいくら使う?実際の明細を公開しま

クルーズ旅行でよく聞かれるのが、
「船内って、どれくらいお金を使うの?」
という素朴な疑問。

私も初めてのクルーズではまったく想像が付かず、
「全部込みなのか?」「ドリンクは?」「税金は?」と不安だらけでした。

実際に乗ってみると、
食事やショーは無料で楽しめる一方で、
ドリンクや寄港地税、サービス料など“乗ってみないと分かりにくい費用” がいくつか存在します。

というわけで今回は、
MSCベリッシマ(4泊5日・大人2+子ども1)の旅で、船内で実際にかかった費用をすべて公開します。

明細は船内で発行された公式のオンボードアカウント。
個人情報を除いたうえで、リアルな利用内訳をそのまま紹介します。

初めてクルーズに乗る方、
これからベリッシマに乗船予定の方にとって、
「どこでお金がかかるのか」「想定と比べて高いのか安いのか」
を把握する参考になれば嬉しいです。

基本ルール:クルーズの支払い仕組み(オンボードアカウント)

クルーズ船では、レストランやバー、ショップ、アクティビティなど、
乗船中のすべての支払いは「オンボードアカウント」にまとめて管理 されます。

これは、船内が“キャッシュレス前提”になっているため。
現金を持ち歩く必要がなく、カードキーひとつで利用できるのが特徴です。
● 支払いの流れはとてもシンプル

① 乗船時にクレジットカードを登録する

乗船手続きの中で、クレジットカードを紐づけるステップがあります。
これでオンボードアカウントが作成され、利用するたびに自動で記録されます。

② 船内での決済は“カードキーを見せるだけ”

バーでドリンクを頼むときも、ショップで買い物するときも、
カードキーを提示(タッチ)するだけで支払い完了。
ドリンクは電子端末にサイン・ビンゴは紙にサインでしたがスムーズ

クルーズカード(一部表記を消しています)
クルーズカード(一部表記を消しています)

③ 利用履歴はアプリでリアルタイム確認できる

MSCの公式アプリ「MSC for Me」から、
自分や家族の利用明細を随時チェックできます。

  • 今日いくら使ったか
  • どの項目が多いか

これらが常に確認できるため、使いすぎ防止にも役立ちます。

④ カード決済


利用額に応じてクレジットカードに自動で引き落とされます。私は外貨でそのまま引き落とせるsonybank wellt(デビットカード)を利用しました。

明細は下船前日に紙で配布され、
内容に問題がなければ特に手続きの必要はありません。
最終残高が 0 USD になっていれば、そのまま下船可能です。

現金はほとんど使わない

船内の買い物はほぼすべてカードキー決済です。
現金を使う場面は、寄港地の屋台やタクシーくらい。

船内ではカードを登録したら、お財布はセキュリティボックスにいれっぱなし

「どこでどれくらい使ったか」がひと目で分かるため、
クルーズの支払いは意外と“家計管理しやすい”のもメリットです。

無料で楽しめるもの

クルーズ旅行の魅力は、「無料で楽しめるものがとにかく多い」 という点です。
初めての人は「船内って追加料金ばかりかかるのでは?」と心配しがちですが、実際はその逆。
食事・ショー・アクティビティなど、料金に含まれているものの範囲がとても広いです。

有料の話に入る前に、まずは“お金がかからず楽しめるもの”を整理しておきます。

① 食事(ビュッフェ & メインレストラン)

MSCベリッシマでは、
ビュッフェレストランとメインレストランの食事はすべて無料 です。

  • 朝・昼・夜のビュッフェ
  • 夜のコース料理(メインレストラン)
  • お子様向けメニュー
  • ピザ、パスタ、サラダ、デザートなど

追加料金なしで好きなだけ楽しめます。
特にメインレストランはコース形式で、魚・肉・パスタを選べて満足度が高いです。

② ドリンク(水・コーヒー・紅茶)

有料ドリンクもありますが、
無料のドリンク類だけでも十分やっていけます。

  • ホットコーヒー
  • 紅茶
  • ジュースバーの時間帯に提供されるソフトドリンク(朝のみ)

ビュッフェ会場で自由に取れるため、
“水代がかさむ”という心配は不要です。

メインレストランは有料ドリンクしかないので注意です。水も有料です。多くの人は持参したボトルに飲み物を入れて、持ってきていました。そのため、ブッフェを利用した最後には必ず、ボトルに水を入れて帰るのが必要です。

③ シアターショー(無料)

MSCといえばショーが豪華。
毎晩のシアターショーは 追加料金なしで鑑賞OK

  • ミュージカル
  • ダンスショー
  • アクロバット
  • 音楽ライブ

有料ショーもありますが無料席でも十分に迫力を楽しめます。どれが有料か無料かは確認してください。

無料ショーでも予約は必要なので、予定がきまったら速やかに予約しましょう。そして、座席指定はなかったので、少し早くいって並ばないと良い席には座れません。我々はいつもギリギリで、暗い中での席探し&微妙な席で鑑賞になってしまいました。

④ プール・スライダー・屋内スプラッシュゾーン

天候に左右されず楽しめるのがクルーズの魅力。
屋内プールや子ども向けスプラッシュゾーンは、すべて無料で利用できます。

キッズ向けエリアが多く、
子連れ旅行でも“遊ばせどころ”に困りません。

我々は11月沖縄出航で気温が20度程度で寒く、室内プールもありますが、少し冷たっかです。我が子はきにすることなく。大人は冷えたら、隣のジャグジーで温まりました。寒く、外にあるウオータースライダーは断念しました。

アリゾナアクアパーク
アリゾナアクアパーク

⑤ キッズクラブ(無料)

3歳〜17歳の子ども向けのキッズクラブも無料。
レゴのワークショップ、塗り絵、パーティーなど、
毎日イベントがあり、子どもたちは大喜びです。

親としても、少し休めるのがありがたいポイント。

我が子は親と一緒じゃないと「いやだ」といい、預かってもらうのは諦めました。レゴの部屋があるようですが、大人と入れるイベント日でないとみれないようです、見ることもできず、残念

⑥ フィットネスジム・スポーツエリア(一部無料)

トレーニング系は基本無料。
バスケットボールや卓球、ランニングトラックも自由に使えます。
(ヨガや特別クラスのみ有料)

我が子はデッキのランニングトラックや館内のバスケットコートで走り回って大興奮していました。

無料だけで1日過ごせるレベル

正直なところ、
ドリンクやスイーツを買わない限り、船内ではほとんどお金を使わなくても楽しめます。

実際、今回の旅も「無料エリア+必要な部分だけ追加課金」というスタイルで十分満喫できました。

次の章では、逆に「有料になりやすいポイント」を詳しく整理していきます。

有料になりやすい項目(まずザックリ分類)

無料でも十分楽しめるMSCクルーズですが、
実際に乗ってみると「ここは有料なんだ!」と気づくポイントがいくつかあります。

クルーズ料金に含まれる範囲は広いものの、
“ちょっとした追加” が積み重なると意外と金額が増えていくので、
最初にザックリ全体像を把握しておくと安心です。

ここでは、船内で特に有料になりやすい項目をまとめて紹介します。

① ドリンク(バー/特別コーヒー/アルコール)

メインレストラン・バーやラウンジで注文するドリンクは有料です。

ブッフェ会場では無料のコーヒーや水もありますが、
“ちょっと一杯”が積み重なりやすいところ。

ハイネケンの生ビール
ハイネケンの生ビール

② スイーツショップ(ジャン=フィリップ)

MSCベリッシマの名物のひとつが、
Jean-Philippe(ジャン=フィリップ)のスイーツ&チョコレート。

見た目も味も最高ですが、ここは完全に有料。

子どもが喜ぶので、気づくと結構使っていた…という声が多いポイント。

③ 寄港地税(Tourist Tax)

台湾など一部寄港地では、
“寄港地税” が自動的にチャージされます。

今回の明細でも人数分が加算されていました。

例:台湾寄港地税 5.86 USD/人

これは回避不可の“必須費用”です。

④ サービス料(Hotel Service Charge)

MSCでは、
毎日1人あたり一定額のサービス料が自動的に加算されます。

今回のクルーズでは
大人・子どもとも 72 USD/人(全日分)がチャージされていました。(一泊18USD)

クルーズではチップ文化の代わりに、
サービス料が乗客全員に一律で設定される仕組みです。

これも回避不可の“必須費用”です。

⑤ 有料アクティビティ(ビンゴ・ゲームなど)

MSCで人気の「ビンゴ」は有料です。一番安いカードセットでも2枚で20USDでした。

最初に通常のビンゴになった人の賞金は100USD(?)と残念な金額ですが、大型液晶で司会の人が盛り上げているので一度の体験としてはおすすめ。

⑥ ショーの有料座席(SRパッケージ)

無料ショーにありますが有料ショーもあります。せっかくなので見てしまいます。私たちがみたショーはドリンク付きでした。

無料のショー楽しめますが、ちょっと特別なショーを感じたい人は検討しても良いオプション。

⑦ Wi-Fiパッケージ

Wi-Fiは有料で、
プランによって速度や接続台数が変わります。

船内は通信が不安定なため、
必要最低限にするか、あえて“デジタルデトックス”もアリ。

今回のコースは昼間は港についているので、通常の電波を拾えます。船内内側は圏外や電波は弱いです。夜くらいはデジタルデトックスでちょうどよかったです。

⑧ 免税店ショッピング

香水、化粧品、お酒、お菓子などが買える免税店も有料。
営業時間が決まっており、夜になることが多いです。

有料ポイントを知っていれば、無駄に使わずに済む

これらの項目は、利用頻度によっては
「意外と使ったな…」と感じやすい部分です。

ただし、
必要なところにだけ課金すれば、クルーズは非常にコスパの良い旅になります。

次の章では、実際の明細をもとに、
家族3人が何にいくら使ったのかを“リアルに公開”していきます。

本題:実際の明細から“リアルな支出”を公開(4泊5日・大人2+子ども1)

ここからは、実際にMSCベリッシマ船内で使った費用を、
明細そのままの金額で公開していきます。

対象期間は 2025年11月19日〜23日の4泊5日
カテゴリごとではなく、乗客単位での支出合計をまとめています。

① 大人1名の利用明細(合計:144.45 USD)

ドリンクやアクティビティ、寄港地税などを含んだ金額です。ドリンクはビュッフェ会場でたまにビールを3回たのみました。

日付利用内容金額(USD)
11/19Marketplace Bar(ドリンク)8.63
11/19Hotel Service Charge(サービス料)72.00
11/20Marketplace Bar(ドリンク)8.63
11/20Tourist Tax(台湾寄港税)5.86
11/20Entertainment(ビンゴ)20.00
11/21SRパッケージ(ショー)20.70
11/22Marketplace Bar(ドリンク)8.63

合計:144.45 USD

② 大人2名目の利用明細(合計:162.14 USD)

お酒のまない&お土産を妻が購入しているパターン。

日付利用内容金額(USD)
11/19Hotel Service Charge(サービス料)72.00
11/20Tourist Tax(台湾寄港税)5.86
11/21Jean-Philippe Crepes & Gelato(クレープ/ジェラート)5.18
11/21SRパッケージ(ショー)20.70
11/22Jean-Philippe Chocolat Factory(チョコレートショップ) お土産58.40

合計:162.14 USD

③ 子どもの利用明細(合計:77.86 USD)

子どもでもサービス料・寄港地税は大人と同額で加算されます。3歳でショーの費用もかからず。こちらが最低限の一人あたりの費用になるよ思います。

日付利用内容金額(USD)
11/19Hotel Service Charge(サービス料)72.00
11/20Tourist Tax(台湾寄港税)5.86

合計:77.86 USD

④ 家族3人の総合計(4泊5日)

すべての利用を合計すると…

384.45 USD(約6万円)

ドリンク・アクティビティは少なめだったため、
総支出としてはかなり抑えられています。(あくまで船内利用のみです)

まとめ:賢く使えば、船内費用はかなり抑えられる

今回の4泊5日のクルーズで、
家族3人の総額は 384.45 USD(約6万円)

内訳を見れば分かる通り、
必須費用のサービス料を除けば、
“完全に自由裁量の支出”はかなり少なめに抑えられていました。

  • スイーツは必要なだけ
  • ドリンクは無料の範囲を活用
  • ショー無料のみ
  • アクティビティは一部だけ参加

というスタイルなら、
追加費用はほとんど増えません。

逆に、
ドリンクパッケージ・有料レストラン・スパ・アクティビティを積極的に使うと、
船内支出は簡単に5〜10万円を超えます。ドリンクパッケージは部屋の人全員分購入かつ、高額なので、相当お酒を飲む人同士の部屋でなければ、不要です。(必要な人は稀な気がします。)


クルーズは“使い方しだい”で最高にコスパの良い旅行になる

他にも船内費用だけでなく、クルーズの全費用や体験もブログをまとめていきたいと思います。