きっかけは、たいした話じゃない。ある夜、なんとなくdポイントの残高とJALマイルへの交換レートを並べて眺めていたら、ふと思った。「あれ、これ意外とマイルたまりやすくない?」
そこから調べ始めたら、夫婦で世界一周できる計算が出てきた。
きっかけと、山下公園での話
ある夜、なんとなくdポイントの残高と、JALマイルへの交換レートを並べて眺めていた。特に目的があったわけでも、計画があったわけでもない。ただの暇つぶしだった。
でも、数字を追っているうちに、ふと思った。
「あれ、これ意外とマイルたまりやすくない?」


dポイント_推移202412-202603
試しに計算してみると、コツコツためていけば、いつかまとまったマイルになりそうだという感覚があった。そこから「じゃあ、どこまでいける?」と調べ始めたら、「世界一周」という言葉が出てきた。最初は冗談みたいな話だと思った。でも調べれば調べるほど、意外と現実味があることがわかってきた。
それから少し経って、2024年11月の結婚記念日。横浜の山下公園のベンチに座りながら、ふとその話をした。
「実はこんなこと考えてたんだけど、どう思う?」
妻は少し考えてから、「面白いね、やってみれば」と言った。
その一言で、なんとなく温めていた計画が、ちゃんとした「プロジェクト」になった。それからさらに本気で調べ始め、今に至る。
なぜ目指すのか:子育て一段落×ビジネスクラス未体験
この計画には、もう一つ大事な背景がある。タイムリミットをなんとなく決めていて、それが「子供が大学生になるころ」、今から約15年後だ。子育てが一段落して、夫婦だけで長旅できるようになるタイミング。それが2041年あたりだと思っている。
それまでに世界一周の「切符」を手に入れておく。これがこのプロジェクトのゴールだ。
そしてもう一つ。
ビジネスクラスに、一度も乗ったことがない。
飛行機はいつもエコノミー。別にそれで不満はないけれど、「せっかく一生に一度の世界一周なら、ビジネスクラスで行きたい」という気持ちは正直ある。普通に買ったら到底手が出ない。だからこそ、マイルで取りに行く意味がある。
ビジネスクラスで夫婦世界一周すると、普通に買えば300〜500万円かかる。
でも、マイルを使えば諸費用だけで行ける。そしてそのマイルは、毎日コツコツ積み上げているdポイントから生み出せる。
世界一周ビジネスクラスに必要なマイル数
JALの「ワンワールド特典航空券」は、総飛行距離によって必要マイル数が変わる仕組みだ。ビジネスクラスで世界一周する場合、私が想定するルートでは1人あたり22万マイルが必要になる計算だ(2026年3月時点)。
| 項目 | マイル数 |
|---|---|
| ビジネスクラス(1人) | 220,000マイル |
| 夫婦2人分 | 440,000マイル |
これが今回のプロジェクトの目標マイル数になる。
マイル以外にかかる費用
「マイルで乗れる=タダ」ではない。ここは正直に書く。
特典航空券でも、税金と燃油サーチャージは現金で払う必要がある。夫婦2人で、ルートや時期によって約12万〜35万円ほど。変動が大きいので、燃油が安い時期を狙うと節約になる。
旅行期間を3週間と想定した場合の滞在費の目安はこのくらいだ。
| 項目 | 想定費用 |
|---|---|
| 食事・交通・観光 | 45〜70万円 |
| ホテル | 65〜100万円 |
| 合計 | 約110〜170万円 |
dポイントの現状と目標
現在、私のdポイント残高は約32万2,000ポイント(2026年3月時点。2018年から開始していた)。毎月コツコツdポイント運用に積み立てながら、日々のクレジットカード払いで還元されるポイントもそこに加えてきた。
目標は90万ポイント。dポイントはJALマイルに1,000ポイント=500マイル(50%レート)で交換できる。つまり90万ポイントは約45万マイルになる計算だ(2026年3月時点)。
夫婦2人の世界一周に必要な44万マイルに対して、90万ポイントを交換すれば約45万マイルになり、ほぼぴったりカバーできる。
ただし2つ注意点がある。①dポイント→JALマイルの交換には月間上限4万ポイント(2万マイル)、年間上限48万ポイント(24万マイル)があり、90万ポイントを全て交換するには約2年かかる。②JALマイルの有効期限は獲得から3年。この2点から逆算すると、2039年末に90万ポイントに到達し、2039〜2041年の2年間で計画的に交換を進めるのが現実的なスケジュールになる。
全体スケジュールと積立計画
JALマイルには獲得から3年という有効期限がある。また交換上限が月間4万ポイント(2万マイル)のため、90万ポイントを全て交換するには約2年かかる。つまり実質的な積立期間は13年(2026〜2039年)が現実的なゴールだ。
計算前提は以下のとおり。
- 現在の残高:32万2,000ポイント(2026年3月時点)
- 目標残高:90万ポイント
- 必要増加分:57万8,000ポイント
- 積立期間:13年(156ヶ月)
- 計算方法:元本を同率で複利運用しながら毎月一定額を追加積立
利回り別シミュレーション
相場が変わっても対応できるよう、利回り別の必要積立額も計算した。
前提:現在32万2,000pt・目標90万pt・積立期間13年・元本も同率で複利運用
| 想定利回り(年率) | 毎月の必要積立 |
|---|---|
| 5% | 約1,296ポイント |
| 4% | 約1,758ポイント |
| 3% | 約2,229ポイント |
安全ラインとして、毎月1,800ポイント積み立てを目標にしている。利回りが4%を下回っても対応できるライン。無理なポイ活はせず、普段のクレジットカード払いなどで得られるポイントを着実に積み立てていくスタンスだ。なお、dポイント運用の実績利回りは年率0〜10%程度で変動するため、あくまで参考値として毎年見直していく。
JALワンワールド特典航空券のルール
実際に特典航空券で世界一周する際の主なルールをまとめておく。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 有効期限 | 最初の搭乗日から1年以内 |
| ストップオーバー | 最大7回(途中降機できる都市数) |
| 進行方向 | 東回り or 西回り(どちらかに統一) |
| 乗り換え回数 | 制限あり(航空会社によって異なる) |
「途中帰国(ダブルオープンジョー)」が可能なケースもある。例えばこんなルートだ。
日本 → アジア → ヨーロッパ → 日本(一時帰国) → 北米 → 日本
ただし、途中区間をキャンセルすると残りの区間も自動キャンセルになるため、自由に「途中でやめる」はできない。ルートは事前にしっかり組む必要がある。
15年プロジェクトとしての魅力
正直に言う。この計画の一番の魅力は、「世界一周できるかもしれない」ということより、長期的な目標があること自体だと思っている。
資産形成は「数字を増やすゲーム」になりがちで、何のためにためているのかわからなくなることがある。でもこのプロジェクトは違う。
- 毎月のdポイント残高を見るたびに「世界一周に近づいている」と感じられる
- 夫婦の共通目標になるので、日常の支払いにも自然と意識が向く
- 「投資」「マイル」「旅行」という複数の学びが同時に深まる
15年後、ビジネスクラスの座席で妻と乾杯するシーンを、私はもう何度も想像している。
まとめ:必要なものは「時間」と「少しのコツコツ」
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 目標マイル | 44万マイル(夫婦2人・1人22万マイル) |
| 目標ポイント | 90万ポイント |
| 毎月の積立 | 1,300〜1,800ポイント |
| 積立期間 | 13年(2026〜2039年)+交換2年 |
| 旅行費用(別途) | 約150〜200万円 |
普段のクレジットカード払いで得られるポイントを運用に回すだけで、15年後に夫婦ビジネスクラス世界一周が現実になる。
もちろん、15年という時間は長い。ポイント付与の改悪、必要マイル数の変更、制度の廃止——そういった変化は必ず起こる。でも、そのたびに立ち止まって考え直せばいい。柔軟に対応しながら、楽しみながらためていくのがこのプロジェクトのスタンスだ。
毎月、dポイントの残高と運用状況をこのブログで報告していく。「今月は何ポイント増えた」「世界一周まであと何マイル」という地道な記録を続けることで、この計画がリアルに動いていることを自分自身でも確認したい。
一緒に目指してみたい方、ぜひブックマークして読み続けてもらえると嬉しいです
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